エレベーターアクション デスパレード

実機について

「P01細胞」と呼ばれる生物研究のデータが、軍の研究施設から外部組織へと漏洩していたことが発覚した。
このデータが悪用されれば世界的な脅威へと発展する。
事態収拾とデータ奪還のため、CDIメンバーである主人公達は、敵組織へ潜入する。
そこには驚愕の事実が!?


2009年にタイトーから登場したガンシューティングゲーム。
同社が推進する直感型ゲーム「NO考ゲーム」シリーズの一つ。
1983年に登場した同社の名作「エレベーターアクション」とは、共通の演出としてエレベーターが登場するだけで
ストーリー的な繋がりは無い。

筐体には本物のエレベーターのような自動ドアがあり、内部に52インチ縦型モニターが内蔵されている。
この自動ドア(アトラクションドア)は、ゲームの進捗状況に応じて開閉する。
ドアが開いた瞬間に多数の敵が奇襲を掛けてきたり、ドアを開けたまま上下に移動しながら敵と対峙する等、
縦型モニターにエレベーター本来の構造を生かした高さと奥行感の演出は、他社のガンシューティングに見られないような
スリリングな展開が楽しめる。
ドア上部にはサブモニターがあり、ドアが閉じた状態でのエレベーター移動中も、外部の状況の把握が可能。
攻撃体勢に入った敵の体の輪郭が赤くなる「インジケーターシステム」を搭載。
大勢の敵と鉢合わせになる等の危険が迫っても、インジケーターを参考に素早く優先順位を判断して対処できる。
コンソール部分には「アトラクションボタン」が設置されており、実際のエレベーターを操作するように
道中の状況に応じてドアを閉めたり、上下階への任意の移動も可能。

作品について&戯言 ホントにドアが開くというギミックに興味が湧き、珍しく本格的に寸法取りして製作しています。
筐体そのものは特に問題無いんですが、とにかくドアの開閉機構再現に心血を注ぎました。
上の写真を見ても信用されないのも悔しいので、ちょっと種明かししますよ(笑)
詳しくは下記参照。

製作裏話

今作最大の見せ場、エレベーターの自動ドアを模したギミック。
画像は各種のパーツ類。
一応、ドアは開閉可能なんですが…
天井を開けた状態。
ドアレール代わりの切れ込みがあるのが確認できると思います。
画面の取り替えもドアパネルを一旦外してから、この部分に差し込む仕組み。
更にこの天井裏のスペースを利用して、交換用画面を収納出来る様になってます。
閉じたドアパネルを使用した状態。
当初は実物のように2枚のドアパネルを滑車などで連動させる予定でしたが、大きさ的に無理っぽいので、
爪で引っ掛けて襖の様に開閉させるように妥協しました。
ドアレールも微調整しながら作ったんですが、残念ながらスムーズな開閉とは行かず…
見た目重視で、閉じた状態のドアパネルも製作して必要に応じて差し替えています。

別館入り口に戻る